愛の乱気流
「機長・・・! きっ・・機長・・・!!」


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愛の乱気流とは?

rankiryu

Author:rankiryu
日経新聞で絶好調連載中の
「愛の流刑地」
に張り合った連作小説です。

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戦場(9)
「ちょーっとちょっと,あんた困るよぉ」

奥から男の声が聞こえる.

「せっかくスタイリストさんに綺麗にしてもらったんだから.あんたはこっち.榎本くーん,こっちのオッサンのセット頼むわぁ」

どうも書庫にしては明るいと思っていたが,そういえば今日は我が社新作下着のポスター撮影の日だった.


担当:T-ma2da
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戦場(8)
柵の向こうにあったのは修羅の世界だった.
そう,尚子のこの下品な演出に私は激怒したのだ.
私は尚子の髪を鷲掴みにして彼女を罵った.
期待などするものではない.
やはりナオミしか私にはいないのだ.


担当:T-29

戦場(7)
それから何を話したかは覚えていない。
ただ交わす言葉の一つ一つが私の欲望を奮い立たせ・・・
いや、そんなものは必要なかった。
書庫に入った瞬間に私はもうだめになってしまっていたのだ。
私は理性という名の柵を乗り越えた。

担当:T-1000

戦場(6)
緊張?興奮?えも言えぬ高揚感を胸にそそくさと席をはずし、

約束きっかりの時間・・・少し重たい書庫の戸を開ける。

そこで私は思わず「ぎゃっ」と奇声をあげて我が目を疑った。



・・・なぜって,その・・・そこに立っていたのは・・・




魅惑の川島尚子 wearing only lingerie !!



担当:T-877



戦場(5)
書庫に向かう.

おい,書庫ってどこだよ.この会社に書庫なんてあったっけなぁ.しっかし,尚子くんが俺を誘ってくるなんてなぁ.むはは.オフィスのいけない恋って,実際あるもんなんだなぁ.

すでにいつもの冷静な私はいなかった.

担当:T-ma2da

戦場(4)
「14時に書庫で待ってます。」

一体なぜ?
にわかには信じられずに彼女の方に目をやると、ちょうど彼女と目があった。
どうやら間違いではないらしい。

午前の仕事はまったく手が付かないまま14時が来た。


担当:T-29

戦場(3)
私は口に運ぼうとした湯のみを慌てて元に戻した。
湯のみの下にさりげなくはさまれていたマッチ箱よりも少し小さな和紙。
改めて湯のみを前方へ少し傾けると、それは確かにそこにあった。
まさか、いや、もしかして・・・
気づかれないように取り出して机の下で広げたその紙にはこう書かれていた。

担当:T-1000

戦場(2)
尚子はいつものように、ピンヒールのこつこつという上品な音を立て、
入れたての極上のお茶を社員に配って廻る。

この極上の一杯と万人の手に渡る瞬間の平等な彼女の笑顔が、課全体の一日の着火剤となっているのは確かだ。

だがそのありふれた光景に紛れて、今日は「不公平」が生じていた。


担当:T-877

戦場(1)
「課長,おはようございます!」

今日もオフィスに灯が点る.

お茶を持ってきてくれたのは課の川島尚子だ.

すこし幼い顔立ちの明るい性格で,誰にも好かれる課の人気者だ.入社3年目だが,なぜか男性関係ではこれといった噂も聞かない.

担当:T-ma2da

沼地(11)
「公雄さん、また会いに来てくださいね。」
いつもこの言葉が私にはこたえる。
ナオミが私のものでないと確認させられる言葉だからだ。
「あぁ、もちろん。」
そう一言だけ答え、私は料金を払って店を出た。


担当:T-29

沼地(10)
「間も無く着陸します」
機内アナウンスが夢の終わりを告げる。
そう、ここは飛行機パブ「アフターバーナー」。
驚くほど機内を忠実に再現した部屋がウリの店だ。
視姦している間に時間がきてしまうとは間抜けな話である。

担当:T-1000

沼地(9)
淡い色がよく似合う滑らかな白い肌。
公雄にそっと触れる細長い指先。
私のことを一瞥もしない眼差し。

そんなナオミを私はただひたすら見ているだけだった。
ただひたすらに・・・。


担当:T-2000

沼地(8)
扉を開け,ナオミを部屋に招き入れる.

「公雄さん,突然ごめんなさいね」

そう部屋に入ると,ナオミはベージュのレインコートのボタンを全部外した.コートの前を開くと淡い藤色のワンピースが目の前に現れる.サマーニットの薄い生地だから,乳房のふくらみが浮いて見える.

担当:T-ma2da

沼地(7)
「ナオミさん!どうかしたんですか?もしかして僕に会いに?」

ナオミ程の女だ。
ナオミに心を奪われている男はかなりいるらしい。
そして、この男もその一人というわけだ。
もちろん、私とナオミの関係を知る者はいない。

担当:T-29

沼地(6)
生温かい湿り気を帯びた息に包まれた声が、
再び私の意識にもやをかけてしまう。
抵抗力を奪われると言った方が良いのかもしれない。
今や私の頭の中は、
その吐息の薫りの記憶で満たされようとしている。

担当:T-1000

沼地(5)
だが、そんな事は考えないようにしている。

集中を要するこの仕事が好きだった。
この時ばかりはすべてを忘れることができる。
それだというのに・・・。


「失礼します。」
ノックの音と共に声が聞こえた。



担当:T-2000

沼地(4)
若い部下の声にふと我に返る.ここは伊丹発羽田行きボーイング777のコクピットである.

「びっくりしましたよ.機長が居眠りなんてめずらしいですね.体調悪いんですか?」

「いや,なんでもない.すまなかった.」

歳なのかもしれない.最近,疲れが溜まって業務への集中力が途切れがちだ.そう思いたい.だが,業務に集中できない本当の理由は自分自身が一番良く知っている.


担当:T-ma2da

沼地(3)
心地よい痺れが癖になる。
これが毒なのは知っている。
しかしもうどうにもならない。

私は完全にこの棘がもたらす悦びの虜になっていた。
もはや、棘は深く刺さりすぎていた。


担当:T-29

沼地(2)
深遠なる意識の沼で思うことは、
妻でも娘でもない。
自分のもっとも柔らかい内部に深く突き刺さった
「ナオミ」
という名の刺のことである。

担当:T-1000

沼地(1)
「機長・・・! きっ・・機長・・・!!」

数時間前の私に今の自分が想像できただろうか・・・。
いや、むしろ数時間前の自分などもう覚えてすらいないと言うべきか。
とにかく、そんな自分はもう存在し得ないのだ。


担当:T-2000




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